MISSA

all lyric by 京 all arranged by Dir en grey
結成後半年という脅威のスピードでリリースされたミニアルバム。
当時のディルアングレイが詰まっている。クオリティはともかく、勢いだけは素晴らしい(褒めてる)
絶版になっていたが、1999年に再版となったため現在でも入手は可能。


□ 01.霧と繭 □

music by 薫
ビデオ“楓”収録の“惨劇の夜”の詩違いバージョン。
詩は切なく、悲しく、痛い感じになっている。惨劇とは全く違うが随所に名残もあったりなかったり。
最初に入っている風の音と京くんの呟きが独特で大好き。
女言葉で書かれた詩だが、一つの物語として楽しめると思う。
京くんお得意の度数で表せない微妙なハモりが何ともいえず良い。


□ 02.「S」 □

music by 京
ギターリフが印象的だが、音源としては初の京くん作曲だったりする。(業はカウントしない)
詩は頑張って解読しようとしたが無理だった。たぶん漠然と感じていれば良いんじゃないかと。
「黒いノスタルジアいあいあいあー」など、独特のボーカル健在。
ちょっとエフェクトがかってたり、小ネタも多い。
最初のシャウト?は何と言っているのかいまだ不明。知らなくても問題は無い。


□ 03.Erode □

music by Toshiya
ベース始まりのちょっと変わった一曲。何をいわんやToshiya作曲である。
テンポと言うか、ノリが珍しい感じ。面白い。聴き所はやはりめまぐるしいベースだろうか。
詩の奥にストーリーが見える京くんならではの詩が好き。こういう書き方は賛否両論だろうけど。
夜中に聴いてトランスしてしまいたい曲だ。


□ 04.蒼い月 □

music by Dir en grey
Die兄のためにある曲・・と言っては過言だが、ライヴでの蒼い月は強烈だ。
ノリが良いのでそうは思わないが実は激しく変拍子である。
五拍子と四拍子(と二拍子?)が入り乱れている。何つーことを。でも面白い。
ドラムのリズムがころころ変わるので大変そうだなぁと他人事のように思う。
ライヴでこそ本領発揮するような曲だと。


□ 05.GARDEN □

music by Dir en grey
非常にメロディアス、疾走感もあり、なかなか素敵。
結成直後のアルバムに入っている曲とは思えないほど名曲なんじゃないかと、個人的には。
もうメロディが最高。たまらん。耳に残って仕方がないじゃない。詩もいい。いいもんはいい。
泣きそうなくらい好きだ。


□ 06.秒「」深 □

music by 薫
びょうしんと読む。
イントロを聴いた瞬間、条件反射的にヘドバンしたくなる曲。キレ系ソング。さすが薫作曲。
ツービートがいいね。キンキン耳につくギターも良い。
「To SLAY!」がお気に入り。
詩はよく分からないがそれでいいんじゃないだろうか。何となく、漠然とイメージで読む感じ。
最後に軋んだ扉の音が入っていて、おそらく一曲目の“霧と繭”に繋がっているんだと思われる。


2005.05 文責:管理人 BACK